25歳 女性
 
(依頼内容)
・人が怖い。会いたくないときがある。引きこもり状態になる時もある。
 怒られているような気がして、怖くなる。
 考えすぎるし、その後何も考えられなくなる。
 家族と会いたくない。会うと一週間落ち込んでしまう。
 人が怖くてコンビニにも行けない時がある。
 テレビや本を読んでも叱られているような気がして怖くなる。
(カウンセリング)
・自分を大事にしたい、認めたい、愛したいと言う感情が強い。裏を返すと、自分は愛されない存在だと言う思いが強いようだ。
 
その原因を明らかにしていく。
1、未熟児で生まれ、保育器で長い期間過ごしたため、目に軽い障害を受けてしまった。そのため、小さい頃から、遠視のめがねをかけていた。そのことによって男の子からずっといじめを受けていた。
そのことにコンプレックスすを感じていたにもかかわらず、さらに担任の先生からも、「めがねなんか必要ないだろ!ふざけてかけてるのか!」と暴言を掛けられた。そのことによって、男の人が怖くてたまらなくなってしまった。
 
2、母親が自分の言うことをことごとく否定をしてきた。自分の考えを言っても、「親の言うとおりにしていればいい!」と何を言っても聞いてもらえず、わかってもらえなかった。
また、小学校卒業まで両親が共働きであった為、祖父母のところによく預けられていたが、祖父母も母親と同じようにいつも否定的で何も聞いてくれなかった。
口癖のように「人に迷惑をかけてはいけない」といわれ続け、「親の言いなりにならないことも迷惑をかけることになるのかな・・・」と思っていた。
 
3、大学の進学時も、自分は文学部系に行って本をたくさん読みたかったけど、それも親戚中から。「そんな夢みたいなこと言うんじゃない」と否定された。誰も自分のことをわかってくれなかった。父は「好きなようにすればいい」と口では言っても何も助けてくれなかった。
 
4、小学校1年時、スイミングスクールの先生が怖くていやでたまらず、「行きたくない」と言っても母は「行かないとダメ!」と言って理由も聞いてくれなかった。
 
それぞれのトラウマ感情を開放。目に光が戻り、表情がパッと明るくなった。
 
全てを否定され続け、「自分はダメな人間なんだ。愛される価値のない人間なんだ・・」という深い思い込みが、彼女を周りの人や家族から遠ざけ、人間不信、対人恐怖症にしてしまっていました。
トラウマ感情を開放することによって、彼女の中のその思い込みが開放され、自信を取り戻すことが出来たのです。
 


さらに退行催眠を行なう
 
(退行催眠)
*現世の記憶をさかのぼり、本人が忘れてしまった辛い出来事(心傷風景)がある場合、それを明らかにし、癒しを行なう。
 
(場面1) 20歳。福岡県青年の船に乗っている。隣にEちゃん、Sちゃんがいる。自分は赤いジャージを着ている。冬。楽しい。
 
(場面2) 高校2年。体育祭の練習の帰り。友達とカルピスを飲んでいる。
 
(場面3) 中学2年。家庭科室でTちゃん、Mちゃんと文化祭の人形を作っている。操り人形。外は曇り空
 
(場面4) 小学2年。教室で授業中。皆でゲームをしている。家からそれぞれが持ってきたおもちゃで遊んでいる。3学期。長袖の白いシャツと紺のスカートを着ている。Nちゃんと遊んでいる。
 
(場面5) 4歳。自分の家で弟とブロックで遊んでいる。ピンクのスカートと白いシャツ。弟は赤いつなぎの服を着ている。外は晴れ。
 
(胎児期) 緑色が見える。羊水は塩辛い。子宮の壁はザラザラしている。
       (胎児期に何かトラウマがあると判断。お母さんや周りの状況を聞いてみる) 
私「お母さんはどんな感じ?元気?」 
クライアント「お母さんきつそう。仕事いっぱいしてる」
私「お母さんにどうしてい上げたい?」
ク「休ませて上げたい。いっぱい寝かせてあげたい」
(イメージ変換を行なう)
私「今お母さんどうしてる?」
ク「ニコニコしてる。嬉しそうにしてる。私も嬉しい」
 
(誕生時) お医者さんと看護婦さんがたくさん見える。苦しい。お母さんと離される。
(彼女は未熟児で生まれ、お母さんとは別の病院に搬送されていた)
私「Yちゃんはどんな気持ち?」
ク「寂しい。お母さんと一緒にいたい」
(イメージ変換を行なう)
私「今どんな気持ち?」
ク「とても安心。ニコニコしてる」
 




その後、過去生へと誘導

(前世退行)
 
(場面1) 派手な靴をはいている。いろんな色の紐をジグザグに編んだ靴。黒い服に刺繍をした服。
私は男性。石で出来た白い家と海が見える。建物は一階建て。
サラサラした砂の丘の上から海を見下ろしている。現在30歳。
サーカスで象を使っている。世界中を周っている。名前はロア。国はギリシャ。
 
(場面2) 30歳くらい。サーカスの練習を見ている。友人が火の輪を使って練習をしている。服に火がついて苦しみながら死んだ。友人の名はサージ(現在の友人Y)。
危ないのをわかっていながら止めなかった。


(トラウマをイメージ変換)
私「その友達になんと言いたかったですか?」
クライアント「助けられなくてごめん」
私「友達はなんと言ってくれてますか?」
ク「仕方ない。ありがとうと言ってます」
 

(場面3) 象がいる。名前はピロ。体を拭いてあげている。小屋の中。自分の家族はサーカス小屋から少し離れたところに住んでいる(農業)

場面4)台所でお母さんが料理をしている(現在の祖母)。お父さんは椅子に座っている(現在の祖父)
兄がいたが自分が小さい時に強い漁師になりたいと出て行った。兄はよく面白い話をしてくれていた。

(場面5) 兄が死んだという話を母から聞いた。母は兄と仲よくなかったから、せいせいしたと言っている。兄が死んだことも悲しいが、母の言葉が悲しい。

(場面6) 父がお酒を飲んでいる。母は父と喧嘩して実家に帰っている。父に何か言うと叩かれるから怖い。

(場面7) 36歳。サーカスがなくなってしまう。悲しい。もう一度サーカスを作る為旅に出た。

(場面8) 40歳。奥さん(現在のYさん)がいる。男の子(現在の弟)が一人いる。幸せ。

(場面9) 靴を作っている。サーカスはやめた。

(場面10) 70歳。床の上に座っている。孫と犬が遊んでいるのを見ている。幸せ。靴の工場は師匠から譲ってもらった。工場の名前はブリスト、タ・・・?

(場面11) 工場で倒れそのまま死んだ。夕方息子が見つけてくれた。ビックリしている。

(場面12) 雲の上にいる。丸い光が見える。光の広間。髪の長い女の人がいる。
 
(髪の長い女性は彼女の霊的指導者です。以下の会話は、私が彼女に質問をして、それをそのまま彼女が指導者に聞き、その答えを私に教えてくれた物です。つまり、彼女の答えているものは彼女に対する指導者からの返事です)
 
私「今回の人生で辛い思いをしてきたのはなぜですか?聞いてみてください」
クライアント「自分の信じたことを伝えて守る為、とおっしゃってます」

私「私はこれからどうしたらいいですか?聞いてみてください」
ク「自分を信じて周りの人を大切にしなさい」

私「私の今回の目的はなんですか?聞いてみてください」
ク「自分の大切なものを守ること。」

私「何か自分で聞きたいことはありますか?」
ク「苦しんでいる子供を助けたいと思っています。私に出来ますか?」

私「なんと答えてくれましたか?」
ク「・・・・・出来る。勇気をもって頑張れ。と言ってくれてます」

私「私がこれから大切にしなくてはいけないものはなんですか?聞いてください」
ク「人の気持ちと、自分の気持ち」

私「これからちゃんとやっていけますか?聞いてみてください」
ク「大丈夫。つらかった時のことを忘れないようにしなさい」

私「今の仕事ではなく子供に関係する仕事を出来ますか?」
ク「暖かい話を作りなさい」

私「本を出したりすると言うことですか?」
ク「作ることよりも図書館のようなところで読んで聞かせなさい」

私「今回の人生は順調ですか?」
ク「たくさん失敗したけど大丈夫」
ク「家族のとの仲。何か私が間違っていることがありますか?」
ク「・・・・・もっと客観的に見なさい。情だけで見るのはよくない。自分の価値観だけでなく親の価値観も認めなさい」

私「指導者のお名前を聞いてごらん」
ク「サラ・・・と言っています」

私「これからも私のことを守ってくれますか?聞いてごらん」
ク「いつでもそばにいる・・・といってくれてます」




 
催眠から覚めた彼女は、今までの苦しみの意味が全て分かりました。
コンビニに行くのも人が怖く行けなかったり、テレビすら自分が怒られているようで怖かった彼女が、セッションが終わった時には、目に力が入り、明るい女性に変わっていました。

一週間後、彼女から手紙がきました。
以下はその手紙の全文です。
 
『こんにちは。セッションを受けた直後の気持ちも今では落ち着いて、なんだか夢を見ていたような気分です。あれから私は行動的になったような気がします。
自分の本心にも、周りの人にも心を開けず、やる前から怖くて不安だったのが、今では素直にくつろいで人と話が出来ています。
勇気を出して「自分のフタを取る」前に少々緊張してしまうクセは相変わらずですが、いざポンと飛び込んでしまうと自分でも不思議なくらい色々なことがやれてます。
(報告その1:K大学病院のボランティアに応募しました。院内学級のお手伝いです。明日、見学に行ってきます。)

 セッションの中で、昔のいやな思い出を吐き出して、たくさん受け止めてもらって、それまでずっと抱え込んでいた”自分は愛される資格のない人間だ”という絶望した思いが溶けてなくなりました。
仕事が終わって一人の部屋に帰っても安心していられます。それからサラさん(霊的指導者)の存在も私の自信を支えてくれてると感じます。この経験がある限り、私は落ち着いて、前を向いて歩いていけると思っています。

 飯田史彦さんの”生きがいの創造”を読みました。
夢中で一気読みしてしまったので、うまく感想がまとまっていないのですが、「自分の両親は自分で選んでいる」という内容のところが考えさせられました。
正直まだ両親と心を開いて話が出来るか、会ってしまったら元の悲しい自分に戻ってしまうのではないかと、不安はあります。
でも、憎まずに許しなさい、感謝しなさいと言うフレーズが頭の中で回っていて「ガンコなフタ」今引っ張っているところです。どうなるかなぁ・・・と言う感じだけど、公立の入試が終わる3月の中旬に一度実家に帰ってみようと思います。
(報告その2:新しい塾の室長になることにしました)

過去生の影響かな?と思ったことを一つ。・・・2年くらい前から自分でもどうしてだかわからないまま、フルートを習いたくなり、今も続けているのですが、ピアノもやったことのない私がナゼ?と疑問でした。ふと思ったのが「サーカス」にいたと言うこと。
もしかして、フルートみたいな楽器で象さんと芸をしていたのかな?と勝手に想像しています。(フルートの先生にこのことを話したら、いつか思い立ったら自分もやってみたいと言ってました。電話番号を伝えています)

 長々と書いてしまいましたが最後に。また生まれ変わっても陣野さん江崎さんと出会いたいと思っています。ありがとうございました。』
 
幼い頃からいじめを受け続け、さらには両親から自分の意見を否定され続けた彼女は、「自分は愛される価値のない人間なんだ」と思い込んでました。
テレビや本を読んでも叱られてるような気がしていた彼女は、愛のない環境を自分で選んで生まれてきたことを思い出し、愛を与えることがいかに大切なことかを25年間をかけて学んできたことに自ら気づくことが出来ました。
「苦しんでいる子供を助けたい。私に出来ますか?」と霊的な指導者サラさんに聞いた瞬間、彼女は全てに気づいたのではないかと思います。きっと素晴らしい人生が待ち受けているはずです。
 


フォレストのセッションの特徴