31歳女性(Aさん)
 
(相談内容)
・人と話すとき緊張する。相手にも緊張感を与えてしまう。
・人とはなすこと、合うことは基本的に好きなんですが、うまく話せないかもしれないと思うと出かけたくなくなってしまう。
・焦る時がよくある。パニックになって冷静に判断できなくなる。
・集中力が異常に無い。
・人と話すとき、薬がないと顔が引きつってしまう。
彼女は、人と話すとき「相手にされないんじゃないか。自分はダメなんじゃないか。」という不安感に襲われていました。その反面、「自分はもっと出来るはず。自信はあるのに実際は出来ない。」「出来るはずなのに出来ないかも・・・」と自信と不安感が葛藤を続けていたのでした。
 
カウンセリングを続けていくうちに、幼少時から「自分は愛されていないんじゃないか。」「愛されなくても仕方ない。」という思い込みが続いていたことに気付きました。
 それは、ご両親の自分と姉への対応の差に原因があったのでした。
・5歳の頃、朝起きると父が姉に何かを上げていた。その時父は姉に「Aには内緒だからね」と言って渡していたそうです。それをこっそり見ていたAさんは「自分には内緒で渡したいんだ・・・」と悲しい気持ちになりました。
・3歳の頃、Aちゃんが寝ているうちにお母さんはお姉ちゃんだけを連れてよくお買い物に行っていたそうです。
・「大きいのはお姉ちゃんね」とおやつを渡されていたそうです。
『お姉ちゃんだから仕方ない。お姉ちゃんのほうが可愛いんだから・・・』と小さいなりに思い込んでしまっていたのでした。
 
「自分は相手にされないんじゃないか」「愛されていないんじゃないか。」「愛されなくても仕方ない。」という思い込みは、このようなことの積み重ねの中で、さらに強くなっていったのでした。
 
それぞれの場面と感情の癒しを行ない、さらに退行催眠を行なうと、胎児期にご両親がよく喧嘩をしていたことを思い出しました。お父さんがお腹の大きいお母さんをいつも叩いていたのです。子宮の中にいるAさんは、いつもイライラして怒っていました。
「私がお腹の中にいるのに、どうしてお母さんを殴るの!?」「お母さんかわいそう」「お父さんなんか嫌い!」という思いの中で生まれてきていたのでした。
 
「私は愛されていない」という思いは胎児期から続いていたのです。
「愛されていない」という思いはやがて「自信喪失」という形に変わっていったのでした。
 
胎児期のイメージ転換と癒しを行い、さらに前世へと退行していきます。

(前世退行)
場面1  綺麗なヒールのパンプスを履いている。白いドレス。髪は明るいブロンド。15歳。芝生の上にいる。大きいお屋敷。男の子と一緒にいる。好きな人。
イギリス。1842年。名前はキャロル。家にはばあやがいる。両親はいるがほとんど家にはいない。
 
場面2  家の中。両親と食事をしている。広い部屋。壁には絵が飾ってある。テーブルの真ん中にろうそく。茶色い椅子。あめ色の壁。豪華な食事。
淡々とし冷たい雰囲気。楽しくない。きびしい家庭。
 
場面3  社交界。18歳。赤いドレスに白いフリル。髪は巻き髪で、おでこを出してとっても綺麗。広いパーティー会場に50人くらいいる。好きな人をそこで見つけた。久しぶりにあえてとても嬉しい。
  
場面4  馬に乗っている。田舎道。草がはえている。18歳。好きな人とデートの帰り。
なぜだか不安な気持ち。
 
場面5  20歳。暗い牢屋に入れられている。両親が罪を犯して同罪で自分も入れられた。「何で私がこんな目に会わなきゃいけないの。何もしていないのに」
(映画を見るように第3者の目で見ますから、苦しくも怖くもありません)
 
場面6  28歳。病気でベッドに寝ている。そのまま死んだようだ。
天に登って行く。きらきらした光に包まれている。天使のような人が降りてきて連れて行ってくれる。
やがて、催眠の中の彼女の目の前に霊的な指導者が現れ、彼女の質問に答えてくれました。
 
 催眠の中で天国(中間世)に行くと、霊的な指導者(いわゆる守護霊等)とご本人が直接会話をすることができます。以下の会話は、私が彼女の代わりに質問を考え、彼女の指導者に彼女自身が質問をするように促している場面です。彼女は、私が彼女に言ったことをそのまま指導者に質問をし、彼女自身がその答えを聞き、それを私に教えてくれものを記録したものです。
つまり、彼女が直接霊的な指導者から聞いた答えを、私が記録しただけのものです。

私「私は何の罪もなく牢屋に入れられるような人生で、何を学んだんですか?聞いてごらん」
彼女「私は何の罪もなく牢屋に入れられるような人生で、何を学んだんですか?」「人を愛することだと言っています。」
 
私「なぜ、牢屋に入れられなければならなかったんですか?」
彼女「嫉妬や周りの陰謀の為だそうです。」
 
私「今回の人生の目的はなんですか?」
彼女「苦しくても、つらくても、頑張りぬいた先に幸せが待っていることを体験する為だそうです」
 
私「今までの体験にはどういう意味があったんですか?」
彼女「人のつらさをわかるための体験だった。といっています。」
 
私「私にとってどんな意味があったんですか?」
彼女「困っている人を助ける為。困っている人を助ける為には、その痛みがわからなければならない」
 
私「これから私はどうしていけばいいですか?」
彼女「常に人と深く付き合って、行動していきなさい。行動することによって、これからの人生はもっと開けていく。」
 
私「今の私に足りない物はなんですか?」
彼女「根気強さ。思いやりが足りない」
 
私「どうしたら身に付きますか?」
彼女「人を大事にしなさい」
 
私「今まで私のことを守っていてくれたんですか?」
彼女「そうだ、と言ってくれています。」
 
私「これからも守ってくれますか?」
彼女「もちろん、守ってくれるそうです。」
 
その後、本当の自分(ハイアーセルフ)と出会うための誘導を行なう。
本当の自分とは、本来のあなたの姿です。それが何らかの理由(トラウマの影響や、あるいは自分の成長させるための試練等)によって一旦見失っているだけなのです。あなたの中に眠っている本当のあなたと出会います。
 
私「その本当の自分はどんな人ですか?」
彼女「黒い髪で綺麗な人です。自信に満ち溢れて、充実している感じです。優しく微笑んでいます。」
 
私「それが本当のあなただと分かりますか?」
彼女「わかります。これが本当の私です。」
 
私「では、その人と一体になりなさい。」
彼女「はい・・・。」
 
私「今のあなたはどうですか?」
彼女「自信に満ち溢れています。もう大丈夫です」
 
催眠から覚めた彼女の目は、力に満ち優しい瞳に変わっていました。
今後の具体的な目標を話し合った後、彼女は笑顔で帰っていかれました。
 
(ロングセッション1回 約7時間)


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