(セッションの内容)
セションが始まってすぐに涙が止まらなくなった。

彼女は小さいときはなんにでも積極的で、クラスでも常にリーダー的存在だった。
しかし、小学校3年生の時、転校生から「あなたは先生に気に入られようとしてやっている。」「あなたはいい人のふりをしている。」と、今まで考えてもいなかったことを言われ、自分の行動が気になるようになっていった。
そのころからどのように行動すればいいのか、一人で悩むようになり、体調もおかしくなっていった。
中学生になってからは、「目立たない人になろう」と思い、おとなしくしていた。

カウンセリングを続けるうち、彼女の心の中に「不満、憤り、不信感や後悔の念、情けなさ」という感情が強いことが明らかになってきた。

その原因を探っていくと、小学生の時、いつも腹痛に悩まされていたが、母に言っても「そんなの気のせい!」「怠けようとしているだけ!」と言われ続け、「自分のことなんか誰もわかってくれない」「誰も力になってくれない」「認めてもらうためには、頑張らなくてはいけない」という思い込みが強くなっていった。

また、常に成績がよかったのだが、いい成績をとってもだれも誉めてくれず、下がったときだけ叱られていた。その、怒りや寂しさが奥底に渦巻いていた。
「自分の気持なんか誰もわかってくれない」という思いが強くなっていった。

その感情の癒しを行った後、さらに、「頑張らなくちゃいけないと思うとお腹が痛くなってくる」、その痛みを通じて前世へと導いていきます。

(前世退行)
前世1
(場面1)
15才・・・両手が使えない、重たい。固くて思い石が乗っている。(かなりリアルに出てきている様子。痛みも感じているので、痛みを感じないように暗示をかける)
固い土の上で大きい石に挟まっている。自分は黒髪の女性。白い服がボロボロになっている。

(場面2・・石に挟まる直前の場面に誘導)
何かが壊れそう。石の大きな建物。地震? エジプトの神殿のようなもの。

(場面3・・その人生の子供時代へと誘導)
3才・・・ドレスを着て水遊びをしている。近くには優しい母がいる。その母は現在の姉。
父もいるが今の人生では出会っていないようだ。

(場面4・・その後の重要な場面へと誘導)
15才・・・部屋の中から外を見ている。(場面1の直前のようだ)
火事。遠くが燃えている。戦争が起きている。自分は神殿に住んでいる。敵が神殿まで来て建物を壊している。怖くて動けない。沢山の人が建物の下敷になった。自分もお腹の上に大きな石が乗っている。痛くて苦しい。お母さんに助けて欲しいが誰も助けてくれない。そのまま亡くなった。

腹痛はその時の痛みが今の人生によみがえっていました。その痛みと、誰も助けてくれないという感情がセットになり、そして助けてくれないから頑張らなくてはいけないという思考パターンに陥っていました。
その感情を癒し、さらに重要な前世へと導きます。



前世2
(場面1)
25才・・・自分は男性。わらじをはいて土の上に立っている。みすぼらしい着物。百姓。

(場面2)
28才・・・いろりを囲んで妻と食事をしている。子供はいない。妻はちゃんと付いて来てくれる人。幸せ。

(場面3)
35才・・・馬が暴れだした。それを追い掛けている。捕まらずあきらめて家に帰った。ガッカリした。妻はそれを責めなかった。

(場面4)
40才・・・暗い小屋のような所に一人でいる。閉じ込められた。

(場面5・・閉じ込められる原因となった場面に誘導)
妻を刺してしまった。自分のいうことを聞いてくれなかった。自分の気持をわかってくれない。
(さらに原因を探る)
「もっとしっかりして!」と妻が自分を責める。馬を逃がしてしまったことを後になって責める。「頼りにならない」と言う。
自分も妻に「お前こそしっかりしろ。俺の言う通りにしていろ!」と口論になり、妻を刺してしまった。

(場面5)
小屋(牢屋?)の中に閉じ込められている。少しの食事は与えられるが外に出ることはできない。不安。反省している。
2~3年後そこで衰弱死した。

(場面6)
白い光の中にいる。安らかな気持。

(その人生を振り返る)
私「その人生はあなたにとってどんな人生でしたか?」
クライアント「自分の感情だけを押し付けていた。妻に大変悪いことをしてしまった。」

私「なぜ、自分の考えだけを押し付けたんですか?」
ク「相手の気持がわからなかった。わかろうとしなかった。」

私「何も反抗しなかった奥さんを“ついてきてくれるいい人”と思っていたんですか?」
ク「そう思っていましたが、実は自分のわがままを押し付けていただけでした。」

私「そのことによって、最後は彼女を殺してしまったね。それをどう思いますか?」
ク「本当にすまないことをした(涙)。ごめんなさい。」
(彼女は前世の奥さんに何度も何度も涙ながらに謝りました)

私「彼女は何と言ってますか?」
ク「もういいよ。と言ってくれてます。許してくれてます(涙)」

その後、光の存在(霊的な指導者、ガイド)と対面させる。
私「光の存在が感じられますか?」
ク「はい。感じます。」

私「なぜ私は今までこんなにつらい思いをしなければならなかったんですか? 聞いてごらん?」
ク「あなたには必要だった。あなたは気づかなかった。と言っています。」

私「何に気づかなかったの? 聞いてごらん?」
ク「相手の心の痛みに気づかなかった(涙)。相手のことを思いやる。人に優しくすること。」

私「ではなぜ今のお母さんの元に生まれて来たの?」
ク「自分がわかってもらえないという体験をするためです。」

私「さっきの人生で、あなたは奥さんの心の痛みに気づかなかったね。だから、今回の人生で自分がわかってもらえないという体験が必要だったのかな?」
ク「そうです。そうしなければ、私はわからなかった。」

私「今はそれがわかりますか?」
ク「わかります。本当に申し訳なかった(涙)。」

私「他人の気持がわかる。思いやる心を教えてくれたのは誰ですか?」
ク「・・・・前世の奥さんです・・・。」

私「それだけ?」
ク「お母さんです(涙)。」

私「そうだよね。それがなかったら、あなたはまた人の心がわからない自分のままだった。他人の気持がわからないままのあなたは、どんな人生を送ることになった?」
ク「また最後は一人ぼっちで寂しい人生になっていたと思う。」

私「では、今相手の痛みがわかるあなたはどうなれるの?」
ク「幸せになれます。」

私「幸せになれるように、大切なことを教えてくれたのは誰ですか?」
ク「お母さんです(涙)。」

私「そうだよね。お母さんだよね。」
ク「そうです。」

私「では、お母さんに何て言いたい?」
ク「・・ありがとう(涙)・・」

私「そうだね。お母さんが教えてくれたんだよね。そのお母さんにあなたの今の気持をもっと素直に伝えてごらん。」
ク「ありがとう。ありがとう・・。(涙)」

彼女は、自分の至らなかったところに気づき、深い反省の中から、それに気づかせてくれたお母さんに対して、感謝をすることができました。
「わかってもらえない。イライラする」と言っていた彼女の問題の原因であったお母さんに対する不信感や怒りは、完全になくなっていました。

その後さらに、ひどい“つわり”の原因に入っていきます。
おそらく、その原因はお腹の中の赤ちゃんに対するご自身の気持に原因があると容易に想像できましたので、赤ちゃんとお話をさせることにしました。


私「お腹の赤ちゃんに話しかけてみましょう。返事がちゃんと返って来ますよ。
なぜ、こんなにつわりがひどいの? 聞いてごらん。」
ク「僕は男の子。お母さんは女の子が欲しいって思っているでしょ?って言ってます。」

私「あなたは、女の子が欲しいって思っているの?」
ク「そうです。」

私「では、なぜつわりがひどいのか聞いてごらん。」
ク「自分は男の子で、またお母さんは自分の気持を押し付けようとしているから、それに気づかせようとしていた。と言っています。」

私「そう言われてあなたはどう思う?」
ク「その通りでした。勝手に自分で決めつけていました。」

私「じゃ、赤ちゃんに何て言いたい?」
ク「ごめんなさい。生まれてくるのを楽しみにしているよ。」

私「赤ちゃんは何て言っていますか?」
ク「とても喜んでいます。」

私「では、なぜ私をお母さんに選んだの?って聞いてごらん。」
ク「お母さんは大切なことをイッパイ忘れてしまっている。だから、僕が思い出させてあげようと思ってここに来た、と言っています。(涙)」

子供が親を選んで生まれて来ます。そして、その環境の中で自分を高め、学ぶために自ら親や環境を選んで生まれてくるのです。
彼女の赤ちゃんも、彼女に大切なことを思い出させよう、そして自分も彼女(お母さん)から沢山のことを学ぼうと決めて、彼女をお母さんに選んだのでした。
そこ気づいた彼女は、自分もまた今のお母さんや環境を、自分で選んで生まれて来たことを思いだし、全ての問題が解消していきました。


以下は彼女からのセッション一週間後の報告です。


陣野先生、先日はセッションをして頂きありがとうございました。あの日の一日は私にとって忘れる事のできない大切な日となりました。

その日帰って主人にその日の事を少しずつ話していくうちに、涙がでてきてごめんね、ごめんね…と何度も言っていました。       
次の日の朝も、いつもすっきり起きれない私が、すっと起き、鏡を見るといつもより顔色も良く明るい気がしました。
体も心も楽で肩の力が抜けたようで穏やかな気持ちになっていました。

主人に対しても、「ああ、この人はこうなんだ…」と優しく受け入れられる自分もいました。
今まで、『嫌だ嫌だ…』と思っていたのは、自分が勝手に作り出した基準の中で判断していたんだと思います。
それも狭い視野の中で…小さい頃、自分を認めてもらえず、寂しく自分の中で苦しみ閉じこもり、凝り固まって、人の気持ちもわからず気付かず、過ごしていたのだと思います。

そしてそれを人のせいにしたり人を攻撃していたのだと思います。自分勝手で、わがままな私だったと思います。
これからは相手を思いやる、その気持ちを大切に相手を受け入れられるようになれたらと思います。

また何かあったら、陣野先生の、温かい声、言葉を思い出します
最後に私の凍り付いた心を優しく温かく解かしてくれてありがとうございます。心を込めて…メリークリスマスo(^-^)o


フォレストのセッションの特徴

(38才女性)
相談内容
・ 夫や子供に対して優しくできない。
イライラ。家事も義務的にやっている。形だけで心がない。
・ 誰も自分のことをわかってくれない。寂しい。
・ 子供の頃から、体が弱い。特にお腹がすぐに痛くなる。
・ すぐに後悔する。前向きになりたい。
・ 漠然とした寂しさが常にある。
・ 現在妊娠4ヶ月。「つわり」がひどくとてもつらい。