不登校や接食障害、親子関係がうまくいかないとよくご相談があります。
そして殆んどの親御さんが、お子さんのセッションをお願いされるのですが、今一度考えて頂きたいことがあります。

まず、「子供の問題は家庭の在り方の問題」である、という事です。

そして、その家庭を作ってきたのは、親御さん自身であるという事を考えて頂きたいと思います。

そういうふうに育ててしまった環境、家庭があるという事に気付かなくてはいけません。「この家庭には問題がある」、子供はそれを教えてくれているだけなのです。

 全ての人が毎日元気でイキイキとした、幸せな人生を送りたいと思っています。問題を抱えている子供もそうなのです。子供自身は変わりたい、治りたい、元気になりたい、と間違いなく思っています。しかし、それが出来ない環境があるという事なのです。

  「それは単なる甘えだ!!」と言うこともできますが、それで問題が解決するのであれば、それでいいのですが、はたしてそうなのでしょうか?

お子様を変えようとするのではなく、その親御さんご自身、特にお母様がセッションを受けられることをお勧めします。それは家庭の中心はお母様だからです。お母様が変わるとお子さんは劇的に変化をします。

 もしお子さんが変わろうとしても、それを受け入れる環境が変わっていなければ、また同じことの繰り返しになってしまいますし、さらに子供は苦しんでいくことになります。

  もちろん親ですから、お子さんのことを心から心配し、元気になって欲しい、立派な大人になって欲しい、と願ってらっしゃるのはよく分かります。しかし、親御さん自身のお子さんに対する期待や、こういう子供のなって欲しいと言う願望が、お子さんをつぶしてしまっているという事に気付いて欲しいのです。殆どの方が、自分の理想像をお子さんに押し付けて、そうならないからといって悩み、またそれを更にお子さんに押し付けることによって、悪循環に入っています。

 全ての人が、どのようにしたら自分は幸せになれるのかをちゃんと分かっています。そして、その計画をちゃんと持って生まれて来ています。もちろん子供たちもそうなのです。しかし、周りの大人がそれを否定してしまうから、自分を見失い、問題行動を起こしていくのです。「お父さんやお母さんの価値観では自分は幸せにはなれない!」と抵抗しているのです。

しかし「何でも思うまま、自分勝手にやらせていい」と言っているのではありません。社会の基本的なルールや礼儀、思いやりの心などは教える必要はありますが、生き方そのものに関しては、本人に介入してはいけません。その純粋さを汚してはいけないのです。

全てをそのまま受け止めてあげれば、お子さんは心から安心し、自由に生きることができます。事の善悪もしっかり判断できます。心から安心できる場所があれば、外でどんな辛いことがあっても耐えられるのです。

全てを受け入れてもらえる、心から安心できる場所を作ってあげてください。その場所は、まぎれもなく家庭であり、ご両親なのです。

そしてそれは、形だけを取り繕っても全く意味がありません。親御さん自身が本心からそれが出来るかどうかに掛っています。親御さん自身が本当の幸せに向かって生きられるかどうかなのです。周りの価値観や、周りの評価で自分の幸せをはかるのではなく、家族の笑顔や、心の奥底で感じるしみじみとした幸福感を、あなた自身が得られるかどうかなのです。

   あなたは、あなたのご両親との関係はどうでしたか? うまくいっていましたか? 寂しい思いや、悲しい思い、悔しい思いはしてきていませんか? あなたがご両親に感じていた感情を、お子さんは同じように表現していませんか?

あるいは、あなたが母親であるならば、ご主人に対してはどうですか? 心から信頼できていますか? 甘えることや相談はできますか?
もしそれが出来ていないとすれば、あなたが子供の頃、お父さんやお母さんに対してはどうでしたか?

あなたがご主人に感じている感情を、子供の頃にご両親に感じていませんでしたか?
そしてそれをそのままお子さんは、あなたに同じように表現していませんか?  

よく考えてください。思い起こしてください。あなたの心の中の思いや感情が、そのままお子さんに反映されているはずです。

  あなたが変われば、周りは変わります。お子さんは必ず変わります。苦しんでいるお子さんをぜひ助けてあげてください。そしてあなた自身が本当に大切なものに気付き、人生を豊かで幸せに満ちたものにしてください。必ずそれは手に入ります。



以下は、当方にお出でになった、拒食症のお子様を抱えるお母様の実例です。

 Sさんは四人姉妹のお母様です。その四人の娘さんのうちの一番下のお子様が、中学生のころから不登校、そして高校一年で中退。その後は拒食症の上、リストカットを繰り返すという状態でした。

 もちろんSさんはお子様に心療内科やカウンセリングを受けさせましたが、何も改善の道は見えてきませんでした。

  ご主人はとてもワンマンな方で、全てにおいて自分の考えを押し付けるような方でした。それに反発でもしようものなら、輪をかけて押し付けてくるような事を、ずっと繰り返していたのです。当然お子さんはそれに反発し、家の中はいつもピリピリした雰囲気だったそうです。

Sさんにしてみれば、そのようなご主人と娘さん達の間に入って、自分は一生懸命やってきていたのですが、もうどうにもならないところまで来ていたのでした。

そのような状況の中で、当方のセッションを受けられた方からのご紹介で、お電話があったのです。

Sさんは当然四女にセッションを受けさせようと思ってお電話をされたのですが、私はお母様であるSさんご自身が受けられることをお勧めしました。Sさんにしてみれば、自分は夫と娘の間に入って、やれるだけのことはやってきたと言う思いがありますから、「なぜ私が?」と思われたようですが、素直に私の勧めにしたがって、セッションを受けに来られたのです。

  
以下はSさんのセッションの簡単な内容です。

当日、セッションを進めていくうちに、Sさんの中の様々な感情が明らかになっていきました。Sさんは5人兄弟の中の4番目。共働きで忙しいご両親の元で、甘えることもできず、いつも「いい子でいよう・・」と寂しさを押し隠し、いい子を演じてきていたのでした。
そして、その寂しさを紛らわすために、いつも一人でお母さんの絵を描いていました。描いた絵を叔母さんに見せると、とても誉めてくれるから嬉しかったのですが、それをお母さんに見せることはできなかったのです。
お母さんは忙しいから、きっと相手にしてくれないという思い込みの中で、じっと我慢していたのでした。そしていつも一人で遊んでいたのでした。

  さらに前世では、妹の火遊びが原因で家が全焼し、姉の自分だけが住み込みの奉公に出なくてはいけませんでした。
その一人ぼっちの寂しさの中で、やっと最愛の人と結婚をし(その時のご主人が今のご主人)、そして一人娘をもうけ(この子が現在の四女)、やっと幸せな生活が手に入りました。
しかし、その幸せも長続きはせず、ご主人が病死してしまったのです。また寂しい生活に逆戻したSさんは、その寂しさの中でお腹の病気になり、幼い娘を残して亡くなってしまいました。

  その寂しさをSさんは今の人生にも、ずっと引きずって来ていたのでした。そしてSさんはその寂しさを埋めてくれることをずっと求め、周りの人の思いに気付くことができなくなっていたのでした。

しかしSさんはセッションの中で、自分自身としっかり向き合い、自分の奥底に抱えていた寂しさや怒りを解放し、ご主人の寂しさをも受け入れることが出来たのでした。
さらに、そのことによって、ご主人と娘さんとの関係も劇的に改善し、娘さんの拒食症も治り、今では以前の状況が嘘のように、とても明るい家庭を取り戻すことができました。

 

以下は、そのSさんからの報告メールです。

  内の青文字は私が付けた注釈です。

 こんにちは。Sです。
  セッションを受けて一週間、受けた日から劇的に変わりました。

私自身、心の平安ってこういう事なんだ。幸せってこういう事なんだ、と実感出来ました。本当に私が変われば、周りのみんなが変わりました。

退行催眠で夫が寂しそうに飛行機の絵を描いていた事を、夫に話した瞬間、夫は号泣!「どうして俺が忘れてた事まで分かったの?小さい頃俺は飛行機の絵ばっかり描いていた…」と。
あんなに泣いて私に弱い自分を見せた事は初めてでした。私も夫も全く同じ寂しい子供だった。

(Sさんをご主人の子供時代に誘導しました。当日ご主人は同席していません。Sさん自身全く知らないことでした。幼少期のご主人もSさんと同じように、寂しさを紛らわすために絵を描いていたのです。)

陣野先生から「あなたたちは、一番分かり合えるんだよ」と言われたのは本当でした。素直に「今まで辛い思いさせてごめんなさい」と言えました。娘たちに「寂しい思いさせてごめんね」と言って、抱き合って泣きました。

今まで家の中が暗くて重かったのが、霧が晴れたように明るく、みんな笑顔で暮らしています。みんながイライラして、棘のある言葉で相手を攻撃していたのが、つい最近の事だったなんて嘘みたいです。

五日前、夫は脳梗塞で入院しました。少し左手の麻痺はありますが、夫は「一度に幸せと不幸な出来事が起きたけど、今とても心が軽い。幸せの方が何倍も勝っている」と言います。 私にはいつも暖かい黄色い光が守ってくれています。だからどんな事があっても大丈夫。
  陣野先生、本当にありがとうございました。

 

 ※更に1ヶ月半後の報告です。

  陣野先生のセッションから、一月半が経ちました。幸せな毎日が続いています。
先生に予約のお電話をして、娘の状況を聞いていただいた時、先生は、「これは、お母さんの問題だから、お母さんが来てください」とおっしゃいました。

私は、母親として出来る限りのことをやって来たし、私は間違ったことはしていない自信がありました。だから、先生が、「お母さんの問題だ」とおっしゃった意味が理解できませんでした。

でも、その頃家族全員が限界に来ていて娘を連れて夫と別れるしかないと考えていましたから、最後の最後に陣野先生に賭けてみよう、信じてみようと思いました。
しかし、先生とお電話で話しをした日から少しずつ変化が見えて来たのです。食事を摂らなかった娘が、少しですが食べるようになりました。先生と電話で話したことは、もちろん一言も話していません。
(私に特別な能力があるわけではありません。お母様ご自身が「自分が変わろう」と決心をしただけでも、このような変化が現れてくるのです。)

娘(M子)は、中2で不登校になり、頑張れない自分はダメで、父親からも、頑張れないお前はダメだというメッセージを与えられ続けていました。せっかく入った高校も1年の2学期に中退し、その上拒食症になり、1ヶ月で12キロも痩せてしまいました。
もうその頃は、父親から声をかけられるだけで、キレるという状況でした。娘が反抗すれば、父親はそれに対して怒鳴る。その後はリストカット・・・。そんな日々が続きました。

夫と何度も話し合いをしましたが、何も変りませんでした。ある日、娘が、「私は、お父さんを冷静に刺すことが出来る。お父さんを殺すか、私が死ぬかどっちか・・・・」と言った事がありました。そうなったら家族は地獄です。もう、夫と別れるしかないと考えていたのです。

そんな状態だった父と娘が、今は、本当に信じられないくらい普通の会話をしています。先日の日曜日は、2人でショッピングです!!お父さんに洋服を買ってもらってニコニコです!!信じられないかもしれませんが事実です。

陣野先生のセッションを受けたその日から、本当に劇的に変っていきました!!

実は、セッションを受けた2日後、夫が脳梗塞で入院。その朝夫からのメールです。
『今、国立病院に来ている。朝、M子に「おはよう」と言ったら小さな声で返事があった。昨日夫婦で話し合ったことを、「今までごめんね」と話ししていたら涙が出てきた。病院に着くまで子どものことやあなたのことを考えていたら急にまた涙が出てきた。
人生いろんな人に生かされているんだとしみじみ感じた。本当に大切なことは何かがわかった。
今、脳神経外科の待合室にいる。身体は検査してみないと分からないけど、気持ちは軽い。幸せな気分。2人で協力してみんなで幸せになろうね。』

今では、私たち夫婦も本当にお互いを必要としています。夫に言わせると、私が陣野先生の所に行った日が、2回目の結婚式だそうです。2ヶ月前はこんな幸せな日々が来るとは夢にも思っていませんでした。

陣野先生の所に行って、体験して分かりました。「それはお母さんの問題です」の意味が。陣野先生を信じて本当によかった。




Sさん一家に忘れかけていた笑顔が戻ってきました。沢山の苦しみや悲しみの中から、とても大切なものを皆さん手にいれることが出来たのです。それは何物にも変えがたい、しみじみとした幸せです。Sさんご自身も、ご主人も、娘さんも、そして他のご家族も、何回もの転生の中で抱えてきた苦しみや悲しみを、「みんなで一緒に乗り越えようね。今回の人生で、またみんなで学びあおうね。そして、今度こそは最高の幸せをみんなでつかもうね。」と約束されてきたのでしょう。

その御家族の中心となることを選ばれたSさんの勇気と、それを信じ、またここで出会うことを選ばれたご家族の絆に感銘を受けます。

皆さんのご家族や、全ての方々にこの絆があります。どうかそれを信じて、そして自分を信じて、最高の人生を手にいれましょう。手を伸ばせばそこにあります。


セラピスト紹介